
写真が嫌いになった訳でもなく、ただカメラを持つ気になれなかった。
焦りも不安も全く感じない静かな毎日を過ごし頭の中は殆ど空っぽで、まだ静かな朝の中に目を覚まし洗面台で顔を洗い歯を磨き1時間ほど目を瞑り、ゆっくり動き庭で育てている野菜と花にゆっくり水をやり家に戻って軽い朝食を食べその日の気分で場所を変えつつ「世界の終わりとハードボイルド・ワンダランド」をゆっくり読む。
昼前にもう一度庭に出て新しい畑を耕したり雑草を抜いたりしながら過ごし昼食のスープを2杯飲みまた「世界の終わりとハードボイルド・ワンダランド」の世界にもどり日が沈む。
日が沈んで2時間もすれば寝支度をして目を瞑りそして目を閉じる。
一生続いて欲しいとも思わない生活のサイクルだけど嫌いじゃない生活、そして身体と頭にいい生活。
だけどやっぱり一生続いて欲しいと思わない生活。
それは多分、この生活での僕が受信機だから。やっぱり僕は送信機でありたいとどこかで思っている、それには勇気と経験と知識そして多少の欲がいる。
夢の中で僕は写真を撮っていた、久しく見ていない夢だった。
今日はいつもより早く起き外を見て一分も経たないうちにカメラを持って外に出た。
明日もこんな気持ちで起きれたら毎日がすばらしい日になるやろう、だけど明日は誰にも分らないだからもう気にする事はやめた、明日の為に今の気持ちを浪費させたくないから。
So
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