2015年6月22日月曜日

急にふっと投稿。『とにかく、僕はイスラエルとパレスチナ双方の暴力に激しく反対しています。』


イスラエル人が撃たれたり、刺されたり、火炎瓶を投げつけられたり。中々のカオスっぶりをここ最近発揮してくれているエルサレム在住、あのSoです。

今日は旧市街のアラブ人地区に続くダマスカス門と言う所で、イスラエルの国境警察(一番やんちゃな警察部隊)の青年が、西岸から密入国したパレスチナの青年(西岸地区に住むパレスチナ人は自由にエルサレムなどのイスラエル側へ許可証なしで来る事は出来ない)に首と胸を刺され重傷を被い、犯人のパレスチナ人もその場で胸を撃たれ重傷。。。事件から数時間後には事件直後の修正のない映像がfacebook上に出回っていて、普段普通に行く場所で血を流して倒れ込む二人が写っている映像に非日常性を感じながらも日常を感じるイスラエル特有の感覚を味わいました。

学校帰りに遭遇したパレスチナ人による攻撃(路面電車の駅に車ごと突っ込み人をひき殺した)で僕は不謹慎かもしれないですが、多くの事を学びました。
詳しくはここでは書きませんが、自分も含めた人間って思っている何倍も何倍も単純で邪悪だなと。

去年のガザとの戦争以降、パレスチナ人によるイスラエルへの攻撃が連発していて、イスラエルに移り住んで7年、エルサレムに住んで4年半の中でも去年の戦争以降のエルサレムの不安定さは群を抜いている気がします。
といっても、観光客や在イスラエル外国人に被害がある訳ではないので全然まだ治安は良い方だと思いますよ。
パレスチナの蜂起運動である第一次インティファーダが1987、13年後の2000年に第二次インティファーダ。そして、14年後の去年2014年からパレスチナで再燃しているイスラエルに対する武力抵抗。

これは2つの事を僕たちに教えてくれています。
1つは、変わらぬイスラエルによるパレスチナに対しての占領と弾圧。
2つは、変わらぬパレスチナによるイスラエルに対しての武力抵抗。

どっちが良い悪いは、もうこの国には存在しないので議論しませんが。
いつまでやってんの?と言う所は議論すべきだと思います。。。

イスラエルにも和平を国家の完全分離と言う形で実現しようと言う人達や政党もありますが、現実政権をとっているのはイケイケどんどんイスラエル最高だぜ与党こと、ネタニヤフ•イスラエル首相率いる連立政権であり、彼らは国民の恐怖心や愛国心を煽り、偏見を植え付け、イスラエルの正当性を洗脳気味の多くの国民に信じ込ませている。

でも、これってすっごい普通にどこでも起こる事で、何にも珍しくないんですよね。
現に、日本では原発に対する政府の対応の矛盾を大多数の日本人は指摘も疑問すら持たず『まぁ政府がちゃんとするやろう』位の意識でいる。当てはまる方はもう、立派な洗脳下におりますなwわははははw 

ただ、さっきも言うた様にこれは普通に起こってしまう。なぜなら、彼ら(政府)は凄く功名に自然に自分達の都合の良い方向へ国民の意識を持って行くからなんです。
ホラー映画では必ず、怪物や殺人鬼から走って逃げる人は転びますよね。それは、なぜか?
怪物や殺人鬼は恐怖心を煽る演出によって、ゆっくり近づいて来るので、転ばず走って逃げられると逃げ切られてしまう。
そんなホラー映画誰も見たくないでしょ?だから、転んでジタバタして殺人鬼を待つのです。
リアリティーのないものに我々は踊らされ恐怖する。それも、自然に恐怖する。

この場合は映画なので全く問題ないけど、現実世界で踊らされる訳にはいかんでしょ?
ただ、僕らはまだまだ自然に踊らされている。
せめて、疑問は持たんといかんよ人間なんやしね。

語弊を恐れず、大阪の標準表現で言うと、パレスチナ人もいつまでもイスラエルの占領政策の被害者の立場に留まって援助を受け続けるのではなく、積極的な経済活動に力を入れる"戦後日本•ドイツ型復興"にパレスチナ独立の活路を見いだすべきなんじゃないかと思うんですが (イスラエルの妨害は確かに大きくあるのでこれに関しては国際社会からの圧力で改善させなければならない)、まだ吹っ切れないでいる。パレスチナ人の苦しみは殆どのイスラエル人より大きいかもしれない。ただ、それをいつまでも憂いて暴力で解決しようとして何になるっちゅう話ですわ。

僕は本質ではイスラエル、パレスチナ、日本、その他の国も、同じ問題を抱えていると思っています。
なので、
対岸の火事と言うのはきっとないのです、火事を見た瞬間それはあなたも関係している火事なのです。

とまぁ、訳分からんわとツッコまれそうなポエム感満載の抽象的な言葉でス〜とフェイドアウトします。
ス〜。

2013年10月21日月曜日

ゼラチンの正体



今はベジタリアンではないんですが、イスラエルには多くのベジタリアンがいて外食産業でもベジタリアン用商品が数多くあり、実はベジタリアン先進国でもあるイスラエル。

そして、ベジタリアンが盛んな地域にある特有の現象『動物を食べるなんてありえないわっ野菜は健康にいいのよ』と言う。ベジタリアンが勝手に私たちはあなた達見たいに受動的な存在じゃないのよと言う”菜食主義者の謎の優越感現象”。も、がっつりあります。

もちろん一部の人達ですけども。

『健康にええ言うてお主ガチデブやないかい!!』と糖分採り過ぎベジタリアンに突っ込みたくなる事もありましたが、今は肉を食べる事に自信を持っているので、この食肉問題に関しては『個人の自由』と言う意見を持っています。もちろん行き過ぎの場面には対応しなければならないですが。

と、前置きは終わりにしてっと。

下のリンクはお菓子をパクパク食べ気味のベジタリアンに対して、『ゼラチンはベジタリアンが食べても良いモノなのかしら?』ってな感じで無数の動物の骨の写真と共にのせてあるアメリカかどっかのベジタリアンのツイート的な記事です。

簡単に説明すると
『プリンやマシュマロやグミやキャンディに含まれるゼラチンって動物の骨から作られているのよ><もうこの事を知ってから大好きだったグミも食べるのやめちゃったわ!ほんとゼラチンの正体を知ってよかったわwだって今は前よりもっと健康ですものっwうふっw』的な感じです。

最後の健康アピールは若干うざいですが、みなさんはゼラチンの正体知ってました?

おーこわっ☆


http://www.vegfriend.com/forum/topics/do-you-think-gelatin-is-acceptable-for-vegetarians-to-eat

イスラエルにおけるアフリカ難民







四国ほどの大きさのちっぽけなこのイスラエルに約6万人のアフリカ人難民が2006年から2013年の間に流入しているそうで、600万人と言われるユダヤ系イスラエル人との比率を見ると驚きの数字です。

ちなみに平成23年度の日本の難民受入数は21人で、日本の人国は約12800万人です。

テルアビブの旧バスターミナル地域のマーケット周辺はアフリカ系難民とアジア系労働者と飲んだくれロシア人で構成された超異空間が広がっていてイスラエル人は全くと言っていい程、近寄る事はないのですが、僕はアジアン食品や大阪の西成を彷彿させる小汚くて陰のある雰囲気が好きでテルアビブに寄るときは必ずと言っていい程、立ち寄っています。

基本的にアフリカ系の難民は日雇いやレストランでの皿洗いなどで、生計を立てている見たいですが、両方ともイスラエルの労働条件を満たさない様な低賃金でイスラエル人経営者にこき使われているのを実体験として見てきました。

そして、イスラエル人の差別意識は、日本人の差別意識と同等に高いものがあります。

日本の場合は外国人が国内にイスラエル程にはいませんので、直接的な言動を起こす事は全体としては多くはないのですが、イスラエルの場合は前にも書いた様に100人に1人は外国人と言う状況で、その多くは一部の地域に住みコミュニティーを形成している為、”イスラエルを聖なる国”何て本気で信じている人はもちろんの事、言葉もろくに通じない外国人が集団で自分の町にいる事に不安や嫌悪感を感じている人達が映像の中の様に直接的な言動を取っている状況が現在進行形であります。

本当に正直な所を言うと、互いにほとんど交流のない中で言葉の通じない外国人が集団で自分が生まれ育った町に住み着く事を考えると僕は『いいね〜おもしろそうだね〜』何て言えません。

不安を感じる事もあるかも知れない。
差別的な思いが心を過るかも知れない。 いや、きっと過るだろうと思う。


つい最近、イギリス人の友達にデリカシーの無さを承知で興味心から黒人とかアジア系のイギリス人を見て『イギリス人ちゃいますやんっ』ってな思いとか過る事ない?と聞いて見ました。

すると、彼女は『小さいときから同じ学校で同じ様に育ったから私はそう言う思いはないかな、でも私の親世代はそう言う思いはあったと思うよ』

『ふむ、確かに』と僕はある経験から納得しました。

小学校の頃にブラジルから褐色の肌が光る日系ブラジル人の子が転校して来て言葉の壁が始めはあったけど、1年もすれば会話も他の友達と変わらない程になり日本人としてと言うか同じ仲間として接していました。

様は、個人レベル地域レベルでの関係性がない事が差別を生んでしまうのかな?何て思います。




潜在的な差別は確実にあります。あかんと思っていても、やっぱりあります。

なので、僕は潜在的な差別を否定する事はできません。

しかし、身も知らずの人を直接的な行動で差別する事は只の暴力です。

それは、どう考えてもあかんし非難されるべきであると僕は思います。



国内のキャパシティーを超えた難民を受け入れたイスラエルはある種立派だと思いますが、一部の国民の不満が爆発した現状をどう打開し未来に向けてどう対応して行くのかを注目して行きたいと思います。

ちなみに、現状では滞在期限の切れた難民を捕まえてめっちゃ暑いイスラエル南部の砂漠にある刑務所に連行しているみたいですけど。。。。