2010年6月22日火曜日

ふっとした時に思う。

 ここ最近イスラエルは、本当に暑くて参ってしまう......

イスラエルの家の作りは木材を一切使わないコンクリートの家が多いんです。
それは、夏の太陽の熱で木材の家は室内が異常に暑くなってしまうがコンクリートで家を作った家だと太陽の熱から室内を守ってくれるんです。

だから、コンクリートで固められた家の室内は比較的ひんやりしていて気持ちがいいw だけどそれでもエアコンが必要になる狂ったような日もあるんですけど><

そんな中!僕の家はコテージみたいな木造立てで、しかもエアコンが壊れていたので本当に暑くて何にもしたくなくて日中は近くの家に行きW杯をテレビ観戦していたんですが、今週中にやり終えないといけない仕事があったので日が沈んでから家に戻ったんです、が!.....まだ暑い.....日中浴びた太陽の熱が木材を熱し保温しておる!!モーーンとしとる.....

上半身裸になり窓全開!!室内はまだぬくいけど、うーーーん!文句ばっかり言えないので仕事を開始する.....

仕事自体はのほほんと出来て問題なく終わり、夕食を済まし寝る前の一服をする為に外にでて椅子に座り空を見上げる.....

昼間の暑さも和らぎ夜の静けさと少しひんやりとした風が僕を追い越して行く、なんて至福の時なんだと...........思っていたその瞬間!!


『どどおっどどおどどおどどど!!!』 え!?え!?何か来るっ!!!

空を見上げても何も見えず轟音だけが凄いスピードで近づいて来る!! 
ガタガタガタガタ!! えっ家揺れてるやん!! めっさ揺れてるやん!!
何!?ちょっとこれは近いぞ!おいおい!近いぞ!もしかしてミサイル!!?? 

っと近づく轟音は僕の小さな心臓を少しキュンっと締め付けましたが、次の瞬間2機の多きな軍事ヘリコプターが赤い光を点滅させながら僕の頭上数十メートルを飛び去って行きました。

ヘリコプターが飛び去ったあと、

こんな非日常的なことが普通にある国なんだここは...と言う再確認と、

人を殺す為のものって何なんだ...と言う疑問が僕の心を包んだ。


こんなヘリコプターが飛ばなくて良い世界に僕たちはしなくてはならない。僕はそう思う。

So

2010年6月5日土曜日

続・イスラエル軍ガザ支援船拿捕事件

http://www.youtube.com/watch?v=0LulDJh4fWI

先日、イスラエル人の友人からメールがこの動画と共に届きました。

その友人はこの事件についてイスラエル政府も支援船の船員も同じく選択を間違えたと言う基本的な考えを持ちつつも、9人の死者を出した事については同封された動画の情況下では致し方ない対応だったと言う意見でした。

昨日のイスラエルの報道ではガザ支援船に大量の持ち手が付いた鉄パイプや投石用のパチンコと石、ナイフなどが残されていた映像を船員が行った兵士へのリンチ映像と共に流しイスラエル軍の行った行為は正当防衛だったと主張し続けています。

昨日の報道や友人から送られて来た映像を見る限りイスラエル軍の行った行為は正当防衛の様にも見えるけど、IHHの立場からだと夜中突然軍のヘリコプターから兵士が乗り込んで来れば、身の危険は感じるだろうしそれが過激なデモグループの船員なら反撃してやろうと思うのかもしれない。反対に急襲したイスラエル兵の立場からだと上官に命令されて作戦通りヘリコプターから下降するといきなり鉄パイプで殴られれば、身の危険は感じるだろうしそれが相手を一瞬に制圧できる拳銃を持つ兵士なら力づくで制圧してやろうと思うのかも知れない。

しかし、結局は友人の言う通りお互い選択を間違えたのだろうと思う、ガザ支援船は名目上支援物資を『ガザの一般市民』に手渡す為にやって来たはずなのに抵抗と言う方向へ走り衝突を起こし9人の命を失った。イスラエル軍は交渉の時間を十分に持たず結果的に武力で制圧を試み9人もの命を奪った。

現在イスラエル世論はこの事件は過激派ガザ支援グループが起こした事件と言う風にとらえられ、肝心要の『ガザの一般市民への援助』が置き去りにされている、これは世界世論が生み出した問題でもある。船でガザに乗り込んで支援物資を渡そうがイスラエル監視のもと陸路で支援物資をガザに送ろうが、支援と言う観点から見れば結果ガザの一般市民の手元へいち早く支援物資を届ける事が先決ではないだろうか?

もう一つ、客観的にだけどパレスチナを舞台に国際的な支援団体のアピール合戦が繰り広げられている様にも正直見える、実際イスラエル兵を挑発する欧米人活動家もいるのも事実だ。そんな状況をみるとイスラエルだけに責任を持たす事は少し違ってくる様に思う、もちろん切っ掛けはイスラエルにあるんだけど、ここまで問題をややこしくしたのはアラブの中の権力争いやエゴ、国際世論の過剰なあおりも原因にありそれらが問題を進ませないでいることも確かである。
報道は一番末端の苦しんでいる人間を助けるべきものではないのか?

2010年6月2日水曜日

イスラエル軍によるガザ支援船拿捕後のイスラエル人の生活と反応。

知っている方も多いと思いますが、今月一日夜に起きたイスラエル軍によるガザ支援船団を急襲し拿捕した事件後のイスラエルの反応をここでは書きたいと思います。

イスラエルのNEWS SITE, Y-netの2日の記事ではガザ支援船団の主要団体 であるトルコのIHHは、ハマスやボスニア,シリアのイスラム聖戦士を支援しアルカイダとも繋がっている危険な団体であると紹介し、9人の民間人の命を奪った事に関しては、当初イスラエル兵は平和裏に拿捕を進めようと殺傷能力のないペイントガン緊急事態用の拳銃のみの軽装備で船に乗り込み制圧しようと試みたが、急襲により暴徒化したガザ支援船の船員がナイフや鉄パイプなどでイスラエル兵をリンチし拳銃を奪い交戦した来た為起きた自己防衛での中での事件だったと主張、又イスラエルは民主主義国家としてテロの脅威からの前哨基地であり、この事件はガザでの衝突ではなく文明の衝突だ!と主張。

と!で終わると言う何とも力強い記事だなと思ってしまったんですが、ようするに言いたい事は僕らは衝突なんか全く望んでなかったのに支援船団の船員が反欧米意識から攻撃して来たから身を守っただけでっせ。それに僕らは世界の民主主義国家を守る為にも頑張ってるんやで!的な言い回しにしても指して差し支えないと思います。

イスラエルの報道も世論も事件その物よりも、その後のイスラエルへの国際的な非難に対しての対抗心から自らの正当性を主張していると言うのが僕の意見です。

と言うのも、軍がデモ隊と衝突し死傷者が出たと言うニュースは日本から見れば大変驚いてしまう出来事ですが、この国では悲しいかな日常茶飯事になっていて報道機関も人々もさほど驚く人は居ないのが現状で今回の事もガザ支援船団と言う目の引く出来事であり世界から注目されていた最中の事件であった為、国際的な非難がイスラエルに集中しイスラエルの中でも大きく扱われイスラエル国民の中でいつもより少し紛争を考えさせられる出来事になっていますが、何か大きな変革が国民の中から生み出されるのかと言う意味では疑問を感じてしまいます。

思っていても行動に起こさない限り現実は何も変化しない。
損得勘定なしの行動が必要であり、それには強い意志と他を認める心が重要である。
時間は掛かるし体力もたくさん使う。
変革は意識の変化からではなく行動の変化から始まる.......

そう言う意識は今の所、この国から僕は感じ取れていません。
全てがいつも通りで一見平穏に見える毎日が混沌とした実際の現実の上を流れている。

しかし、それは日本も同じと僕は感じています。
プルサーマル計画、沖縄基地問題。たくさんの問題が日本にも山済みですが人は『はー、ふぉー、へー。』見たいな事をテレビや新聞の前で発声しているだけで、次の瞬間には一見平穏に見える毎日に戻っている様に思う。

僕もまだ一見平穏に見える毎日の住人やろと言われてしまいそうですけどねw
散々偉そうに言うてすいませんw

良い一日を!

So