2010年6月2日水曜日

イスラエル軍によるガザ支援船拿捕後のイスラエル人の生活と反応。

知っている方も多いと思いますが、今月一日夜に起きたイスラエル軍によるガザ支援船団を急襲し拿捕した事件後のイスラエルの反応をここでは書きたいと思います。

イスラエルのNEWS SITE, Y-netの2日の記事ではガザ支援船団の主要団体 であるトルコのIHHは、ハマスやボスニア,シリアのイスラム聖戦士を支援しアルカイダとも繋がっている危険な団体であると紹介し、9人の民間人の命を奪った事に関しては、当初イスラエル兵は平和裏に拿捕を進めようと殺傷能力のないペイントガン緊急事態用の拳銃のみの軽装備で船に乗り込み制圧しようと試みたが、急襲により暴徒化したガザ支援船の船員がナイフや鉄パイプなどでイスラエル兵をリンチし拳銃を奪い交戦した来た為起きた自己防衛での中での事件だったと主張、又イスラエルは民主主義国家としてテロの脅威からの前哨基地であり、この事件はガザでの衝突ではなく文明の衝突だ!と主張。

と!で終わると言う何とも力強い記事だなと思ってしまったんですが、ようするに言いたい事は僕らは衝突なんか全く望んでなかったのに支援船団の船員が反欧米意識から攻撃して来たから身を守っただけでっせ。それに僕らは世界の民主主義国家を守る為にも頑張ってるんやで!的な言い回しにしても指して差し支えないと思います。

イスラエルの報道も世論も事件その物よりも、その後のイスラエルへの国際的な非難に対しての対抗心から自らの正当性を主張していると言うのが僕の意見です。

と言うのも、軍がデモ隊と衝突し死傷者が出たと言うニュースは日本から見れば大変驚いてしまう出来事ですが、この国では悲しいかな日常茶飯事になっていて報道機関も人々もさほど驚く人は居ないのが現状で今回の事もガザ支援船団と言う目の引く出来事であり世界から注目されていた最中の事件であった為、国際的な非難がイスラエルに集中しイスラエルの中でも大きく扱われイスラエル国民の中でいつもより少し紛争を考えさせられる出来事になっていますが、何か大きな変革が国民の中から生み出されるのかと言う意味では疑問を感じてしまいます。

思っていても行動に起こさない限り現実は何も変化しない。
損得勘定なしの行動が必要であり、それには強い意志と他を認める心が重要である。
時間は掛かるし体力もたくさん使う。
変革は意識の変化からではなく行動の変化から始まる.......

そう言う意識は今の所、この国から僕は感じ取れていません。
全てがいつも通りで一見平穏に見える毎日が混沌とした実際の現実の上を流れている。

しかし、それは日本も同じと僕は感じています。
プルサーマル計画、沖縄基地問題。たくさんの問題が日本にも山済みですが人は『はー、ふぉー、へー。』見たいな事をテレビや新聞の前で発声しているだけで、次の瞬間には一見平穏に見える毎日に戻っている様に思う。

僕もまだ一見平穏に見える毎日の住人やろと言われてしまいそうですけどねw
散々偉そうに言うてすいませんw

良い一日を!

So

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