2012年11月18日日曜日

返事。



前回のブログ記事に僕の仲間から
"軍事力の差は歴然で、ニュースのコメント見てもイスラエル批判が多い。私自身も、なんであんな逃げ場もないような地区を攻撃するのって思うし、強者が弱者をいじめてるようにしか思えない。ロケット弾二発飛んできたって、じゃあ今までのイスラエル軍の攻撃どうなるの?って思ってもしまう。でも、出会ったイスラエル人の言葉を思い出す。二度と銃を持ちたくないって。"
と言うコメントもらいました。

このブログ記事は仲間への返事ですが、みなさんにも見て何か感じて欲しいと思い公開させて頂きます。




今回のイスラエルの空爆は、ここ最近急激に増え始めていたガザからのロケット攻撃(1日に平均30発一番多い日で70発ほど、空爆開始からは2日で130発で3人の一般市民が犠牲になった)を止めさせる為の空爆って言う風にイスラエルでは見られてて、空爆作戦開始前にもイスラエル側では軍人以外の一般市民にも被害が出ててイスラエルが急に空爆を始めたってワケでは無くて、ここ最近はロケット弾に関する対応がイスラエル国内で注目されていたんやわ。        
                                  
そんな中での今回の攻撃やったんやけど、イスラエル政府は空爆は無差別空爆ではなくてロケット攻撃に関与しているハマスの施設や幹部だけを標的にしたピンポイント攻撃やって映像も公開して強調してる。  
                                                   
せやけど、一般市民にも被害があるのも事実。
イスラエル側の説明では ハマスの施設が民家に隣接してる点と、この隣接している点はハマスが意図的に一般市民を盾として利用している、我々は一般市民の被害を防ぐ為に、ガザ上空から大量の危険なので攻撃目標となりうる施設と反イスラエル武装組織に近づくな!!  と言う様な趣旨が書かれたビラを撒いてガザに住む一般市民に注意を呼びかけて一般市民の被害を防ごうとしている。っと言う言い分やねん。 
                                                         
テレビやインターネットだけで見て判断する人は、そんなん只の言い訳やんって思うだけの人が多いけど、イスラエル人の感情としては"いやいやイスラエルの一般市民も被害受けてますから!!パレスチナだけが被害者じゃないですから!!"っと言う様な感情を持ってる人も少なくないしその気持ちも現地にいると無視できない。    
                                               
軍事的・経済的・政治的に強者のイスラエルがこの三つ全てに置いての弱者であるパレスチナをイスラエルのユダヤ人民族意識の下に抹殺しようとしてる。と言う構図が世界にはあってイスラエルを遠くから非難するけど、こう言う遠くから一点だけを見て全体像を作ってしまう考え方なんかじゃパレスチナ問題何て解決できないと僕は思ってんねん。                    
                                     
パレスチナ側に精神的・肉体的に被害が多いのは周知の事実で、クソみたいなイスラエル軍または兵士の行為がパレスチナ人の生活を無益に苦しめているのも事実やし、そのイスラエルの愚行がパレスチナの人々が反イスラエル武力組織に参加し、イスラエル軍と交戦し続ける道を選ぶ要因になっているのも事実。
このイスラエルの愚行は多いに批判するべきやと僕は思ってる。

だけど、もしイスラエルがガザからのロケット攻撃に対して何らかの対策(今回は空爆であったけど、他にも特殊部隊を潜入させて反イスラエル武力組織幹部を殺害もしくは逮捕する事も多々ある)をとらなければガザからのロケット攻撃は止まないどころか激しさを増して多くのイスラエル人が確実に死ぬ。 

ガザの反イスラエル武力組織は世界にパレスチナの存在を示し独立を勝ち取ろうと言う為だけに戦ってるんじゃない、反イスラエル武力組織は一人でも多くのイスラエル人を殺しイスラエルを滅ぼしたいと思ってロケット攻撃を続けている、それはイスラエル軍も同じでイスラエルに歯向かう反イスラエル武力組織の構成員を一人でも多く殺し反イスラエル武力組織を滅ぼしたいと思ってる。戦争の本質はこんな恐ろしい動機も含んでいる。         



だから、戦争ってめっちゃ恐いねん。最悪な存在やねん。
そして、軍隊を持つ国に住むって言うのは最悪最低なこの恐ろしい悪魔の様な部分も受け入れなければならない事実があるって事を考えて欲しい。
そして、僕を含める世界中の多くの人は自分や自分の国の置かれた立場や状況によってはこの悪魔を受け入れてしまえる要素を十分に持っている事を知って欲しい。



私利私欲の為だけに戦争するアメリカみたいな国もあるけど、パレスチナ(アラブ)・イスラエルの戦争は民族意識が深くあって、しかも1948年から64年も長い間続いてる現在進行形の領地戦争で、その分沢山の感情が深く複雑に絡み合っていてもう”バラガン(ワケ分からん状態)”で、そのバラガンがイスラエル政府や軍の愚行やパレスチナ政府の金銭的な腐敗を生んでいる状態が今やと思う。


避けられる戦争は絶対に避けるべきやし、その為に国民は自国に目を光らせとかなあかん。それは日本人も同じ事。



そして、銃を持ちたくないイスラエル人パレスチナ人も多くいて、共存を模索するパレスチナ人イスラエル人も多くいる事はきっと未来を変える様な気がする。



今イスラエルとパレスチナに必要なのは外圧ではなく、内を変える事やと思う。
その為には、多くの情報を共有し学ばなければならん。

他人を本気で理解し共存しようと思うなら、その人が持つ怒りの理由を本気で理解する事で近づけるんちゃうかな。

でも、それはとてつもなく難しい。。。

イスラエルではパレスチナからの攻撃はテロリストによるテロ行為だと表現される事が殆どなんですが、僕はテロリストと言う言葉が問題を一方側から見てしまう様に意識付ける言葉なので嫌いなんです。
ですので、このブログ記事では反イスラエル武装組織と言う表現をしています。(パレスチナから見ればイスラエルの攻撃はテロ行為でイスラエルはテロリストだから)

So


イスラエル
ガザ
イスラエルへの着弾
ガザからの攻撃
ガザからの攻撃
イスラエル軍がハマス幹部を狙ったガザへの攻撃

イスラエル軍がハマスの施設を狙ったガザへの攻撃

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